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コラボレーションを成果につなげる

HGウォルター(HG Walter)社は、ロンドン西部を拠点とする独立系家族経営の食肉会社です。50年以上にわたって、在来種を放牧で飼育する小規模農場から主に仕入れた肉を、イギリスを代表するシェフやレストランに供給してきました。同社は、持続可能な方法で食肉加工を行い、国内最高とも評される牛肉を始め、高品質な食肉を提供しています。

この度、HGウォルター社は、需要の増加に対応するため、将来を見据えて10万平方フィート(約9,290㎡)の新たな食肉生産施設を建設することを決定しました。施設は、さまざまな食肉加工エリアや低温倉庫に加え、洗面所や更衣室といった従業員用スペースを設ける必要があることから、3階建ての建物が計画されました。

 

ここ数年、当社の事業は着実に成長し、業績も向上してきました。そのため、会社の目標を支えることができる施設が必要となりました。
アダム・ヒーナン氏HGウォルター社、マネージング・ディレクター

新施設の設計と建設は、食品・飲料業界および製薬業界のメーカー向けにターンキーソリューションを提供する専門企業オークリー・フード・プロジェクト(Oakley Food Projects)社が担当し、冷凍設備は、イギリスを拠点とする専門業者ライアン・ジェイバーグ(Ryan-Jayberg)社が担いました。

ギュントナーのソリューション

施工業者がこのプロジェクトに選択したのが、Güntner Cubic VARIOエアクーラー37台とGüntner Dual VARIOエバポレーター3台です。すべてのユニットで二酸化炭素が冷媒として使用されています。

ギュントナー製エアクーラーには、以下のような特長があります。

  • 衛生面に配慮した設計。食品業界での使用が認められた材料を採用し、点検・メンテナンスしやすく、すみずみまで確実に洗浄できるように設計されています。
  • 最適な材料選定。さまざまな室内環境、取り扱う製品、洗浄要件に応じて最適な材料を組み合わせることで、長い耐用年数を実現します。
  • さまざまな冷媒に対応。市場で使用されている各種冷媒に対応しており、特に、自然冷媒の使用に適した設計となっています。
  • 最適化されたファン。メンテナンスフリーで耐久性に優れたファンにより、最適な風量と低騒音性能を実現します。
採用されたユニット

ギュントナー製品

厳格な試験が支える高精度なデータ

このプロジェクトは、ギュントナーにとって、単にユニットを納入するだけにとどまらない大掛かりな取り組みとなりました。「大規模な設備導入に加え、複数回にわたる技術修正、設計要件の変更、複雑な運用要件にも対応する必要がありました。当社は、冷凍設備施工業者と緊密に連携し、プロジェクトのあらゆる段階で、技術的専門知識と実用的なソリューションを継続的に提供しました」と、ギュントナー英国事業所のマネージング・ディレクター、ジャスティン・スコフィールドは述べています。

プロジェクトの進展に伴って初期設計に変更が生じると、ギュントナーは、施設における多様な用途に対して最適な性能を発揮できる製品仕様について、技術的な助言を行いました。ギュントナーのすべての製品設計は、ドイツのフュルステンフェルトブルック本社で厳格な試験を実施しているため、幅広い運用条件における能力や性能について正確なデータを提供することが可能でした。

 

腐食対策の最適化

ギュントナーの試験分野のうち、食品加工施設にとって特に重要なのが腐食対策です。「食品の種類によって、冷却・冷凍ユニットに求められる材料の組み合わせは異なります」とスコフィールドは説明します。「例えば、塩漬け室や酢漬け室、または熟成室などがある場合、これらの場所から出る粒子が気流に混入し、生産工程内の別のユニットに影響を与えることで腐食や劣化につながる可能性があります。」

腐食対策は、銅、アルミニウム、ステンレス鋼、およびこれらの組み合わせなど、冷却ユニットの各部品に適した材料の選定から始まります。ギュントナーは、長年にわたって培った専門知識と豊富な経験を活かして、それぞれの施設に最適な材料について助言したり、必要に応じてトレードオフについて説明したりすることができます。

例えば、ステンレスのユニットは、標準的な材料を使用したユニットに比べ、特定の種類の腐食に対して優れた耐性を発揮する一方でサイズが大きくなります。そのため、状況によっては、交換頻度が高くなることを考慮した上で、標準的な材料を使用したユニットが選択される場合もあります。

コラボレーションによるメリット

現在、新施設は完成し稼働しています。

「継続的に緊密な連携を図ることで、設備選定の見直し、レイアウトの調整、技術文書の更新を迅速に行うことができました。その結果、プロジェクトの円滑な進捗をサポートし、リスクを最小限に抑えることができました」とスコフィールドは述べています。「このような協働型アプローチは、複雑な冷凍設備プロジェクトにおいて、ギュントナーが、卓越したエンジニアリングを通じて付加価値をどのように一貫して提供するかを示しています。」

変化に迅速に対応し、適切な技術的ソリューションを提供するギュントナー社の能力は、ライアン・ジェイバーグが本プロジェクトの課題を克服し、HGウォルター社に効果的かつ実用的で保守性に優れたソリューションを提供する上で、非常に重要でした。
ジェームズ・サンサム氏ライアン・ジェイバーグ社、設計責任者