
スポーツ施設向け革新的ソリューション

スポーツ施設のエネルギーフットプリントは極めて特徴的です。特にプールを併設する施設では、開館時間が長く、その間のエネルギー消費量が高い水準で推移します。実際、光熱費は、スポーツ施設における支出において2番目に大きい費用項目です。また、世界情勢や金融市場の影響を強く受けるため、不確実性が高く、収益を大きく圧迫する要因となっています。
英国では、受賞実績のある再生可能エネルギー企業、レジャー・エナジー(Leisure Energy)社が、スポーツ施設向けにユニークで革新的な高効率ヒートポンプソリューションを開発しました。同社のNet Zero Pods®は、特にスイミングプールでの使用に最適で、手頃な価格で脱炭素化を実現します。
「グランサム・メアーズ・レジャーセンター(総合スポーツ施設)」におけるNet Zero Pod®の導入
ヒートポンプのメリット
かつては異端児と見なされていたヒートポンプ技術ですが、現在では幅広い分野で普及が進んでいます。ヒートポンプは、建物向け冷暖房や給湯設備に使用することが可能で、熱の脱炭素化に欠かせない技術として注目されています。
具体的に、ヒートポンプには以下のようなメリットがあります。
- 高効率。ヒートポンプは非常に効率的で、通常1単位の電気を3~4単位の熱に変換します。従来のガスボイラーに比べると、最大4倍も高効率です。
- カーボンフットプリントの削減。ヒートポンプは電気で稼働するため、使用場所でのCO2直接排出がありません。
- 電気代の削減。ヒートポンプは、設置費用はケースバイケースですが、特に断熱性能の向上対策と組み合わせることで、従来システムよりもランニングコストを低く抑えることができます。
- 財政的インセンティブ。英国を含み、多くの国でヒートポンプの導入に補助金が支給されています。
重要コンポーネントとしてのギュントナー製品
レジャー・エナジー社のNet Zero Pods® はオフサイトで製造されるため、プロジェクト現場への影響が最小限に抑えられます。設置の際は、事前に用意された基礎の上にクレーンで移動されます。その後、太陽光発電パネルへの接続が可能です。
ファンデッキは、ファンと熱交換器から構成されるヒートポンプシステムの主要コンポーネントですが、グランサムおよびウィンザーのスポーツセンターに導入されたNet Zero Pods®では、このファンデッキに二酸化炭素を冷媒とするGüntner V-shape VARIO ドライクーラーが採用されました。
選択されたユニット
ギュントナー製品

ヒートポンプでV-shape VARIOを採用すると、以下のようなメリットがあります。
- V字型の設計により、設置場所への統合が容易で、最小限の設置面積で最大限の能力を発揮します。
- あらゆる気象条件に耐えられるよう設計されており、製品寿命が長いのが特徴です。
- パワフルなだけでなく静音設計なので、騒音が問題になる場所に最適です。
- あらゆる冷媒に対応していますが、自然冷媒の使用に最適化されています。
排出量とコストの削減

リンカンシャー州のグランサム・メアーズ・レジャーセンターに設置されたNet Zero Pod®は、年間550トン以上の二酸化炭素排出量を削減し、2030年までに排出量を30%削減するというサウス・ケステヴェン地方議会の目標達成に貢献する見込みです。
バークシャー州のウィンザー・レジャーセンターでも同様の成果が見込まれています。
「私たちの自治区にとってまさにWin-Winです。古いガスボイラーが寿命を迎えたため、交換を機に、より効率が高く先進的なシステムを採用しました。これにより、スポーツセンター内の湿度を低く抑えて温度を均一に保ち、より快適な環境をつくると同時に、費用の削減にもつながりました」。
ギュントナーの熱交換器には幅広い形状やサイズの製品があり、あらゆるヒートポンプに対応するソリューションを提供しています。また、すべての製品で自然冷媒に対応しており、環境負荷の低減に貢献します。そして、ギュントナーは、設置に関する相談を含め、お客様をトータルサポートします。
「当社技術はこの分野で豊富な実績を持ち、これまで数々のプロジェクトを手掛けてきました。」と、ギュントナーUKのマネージングディレクター、ジャスティン・スコフィールドは言います。「今回は、イギリスでスポーツセンター向けの画期的なヒートポンプソリューションに貢献でき、非常に光栄です」。


